『むしめづる姫宮さん3』好評発売中!

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    生きていると悩みは尽きないものですが、

    そんな悩みに向き合う青春譚の3巻目です。

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    本当に少しずつ成長していく、決してできが良いとは言えない少年少女たちの頭身大の物語も、今巻でひとまず完結となります。

    ちょっと語ってしまいそうなので、先にあらすじをご紹介しておきます。

     

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    醜い自分、気高き自分。その狭間で。

     

    天文部という居場所を見つけ、変わっていく凪。
    それを見てもどかしい思いを抱える羽汰は美術部の門を叩く。

     

    だが、自分にとって美術が本当にやりたいことなのか。
    自分にできることなんて、この世に一つでもあるのだろうか。
    羽汰にはそれが分からない。

     

    かつてなりたかった自分。いつしか失われてしまった自信。今の自分。
    もうその距離は、どうしようもなく離れてしまって。

     

    体の色が変わってしまう美術部部長。
    とある劇に固執する二人の演劇部員。
    そして、どこかへ消えゆく姫宮凪――。

     

    羽汰に憑いたメガネウラは、羽汰の何の想いに引き寄せられたのか。
    逃げて、逃げて、逃げたその先に答えなんてものがあるのだろうか。

     

    理想と現実の狭間に揺れる、ヒトと虫の魂がおりなす、とある青春の物語。

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    メガネウラという古代昆虫の魂に憑かれた羽汰にあった悩みはなんだったのか。

    そんな謎も明かされていくわけではありますが、今回はそれ以上に羽汰の心の叫びに涙なくしては……。

     

    何をやってもダメな羽汰がかつてなりたかった自分。

    その理想にどうやっても届かないことに気がついてしまった絶望やらなにやら。

    それらが吐露される瞬間「これは俺のことだ」と共感してしまうんですね。

     

    うう……おつらい。

     

    そして、その理想を諦めきれないから、お前は自分に対して卑屈になってしまう。

    という大人からの指摘もまた重い。

     

    でも、それが文章としてスッと胸に入ってくるから怖いですね笑

     

    そしてその反面、羽汰を小学生の時から知る、瀬川雪絵の羽汰を見る目の変化というものにも注目して欲しいところです。
    瀬川お前、いい女だな……となるワケですが、どういい女なのかは読んで確かめていただきたく。
    (瀬川……お前こんなに可愛かったのか)


    凪も羽汰も少しずつ成長して、それでも自分のその成長が正しいものなのかも分からず、不安を抱えて日々を生きてきて。
    メガネウラが自分に憑いた理由に気がついた羽汰は、どんな答えを得るのか、優しい目で見守って上げて欲しいような巻でした。

     

    「むしめづる姫宮さん」シリーズは、これにて完結ではあるのですが、間違いなく「推せる」作品なので、ぜひ読んでみて欲しいです。


    それでは、またどこかで出会えることを……。