この手を繋ぎとめるもの。それは――。『このぬくもりを君と呼ぶんだ』本日発売!

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    皆様ごきげんよう。

    慌ただしい時世ですが、いかがお過ごしでしょうか?

    ガガガ文庫編集部の榊原です。

     

    はー……。

    とうとう来てしまった……。初の新人賞担当作品の発売です。
    色々初めて尽くしな作品になったのでバチバチに緊張しています……。

    「これがガガガの『百合×SF』の最前線です」とかデカい事言っちゃってビビってんすよね、自分……(チキンなので)

    気を取り直して、気合い入れてご紹介します!!!

     

    繫いだ手のぬくもり。これはきっとリアルだ

    第14回小学館ライトノベル大賞”優秀賞”

     

    『このぬくもりを君と呼ぶんだ』

    受賞時タイトル:フェイクタウン・ブルース)

    2020年7月17日、発売!!!!!

     

    (表紙をクリックorタップすると小学館の作品ページに行きます)

     

    著者はこちらでデビューの 悠木りん さん。関係性大好きでシャイなナイスガイです。

    イラストをご担当いただいたのは恋愛漫画の金字塔『やがて君になる』の 仲谷 鳰先生!

    (イラストお引き受けいただけるご連絡をいただいた際に、ちょうど悠木さんと打ち合わせをしていて二人でめちゃくちゃ喜んだ記憶があります)

     

    【急に入るあらすじ】

    「この雨も、風も、空も全部。もうずっと昔に地上にあったものを再現してるだけ。ただのフェイクじゃん」

    有機ディスプレイは偽物の空を映し、人工太陽の光が白々しく降り注ぐ地下都市『Polis-UK8』。

     

    この全てが人の手によって作られたフェイクタウンで生きる十六歳の少女・レニーは、

    周りに溢れるフェイクを嫌い、リアルな『何か』を探している。

    そんなレニーが出会ったのは一人の少女・トーカ。サボリ魔で不良少女たるトーカに、

    レニーは特別な『何か』を感じ、一緒の時間を過ごすようになる。

     

    ある日、レニーの前に空から謎の球体が降ってくる。

    まるで太陽のように真っ赤に燃えていた小さなそれを、レニーは『太陽の欠片』と名付け正体を探ろうとする。

    一方その頃、トーカの方でも何やら変化が起こっていて、二人の日常は音を立てて崩れ始めていく―― 。

     

    「きっと隣にレニーがいるから――こんな毎日なら、あたしは悪くないと思えるんだ」

    いつかトーカが言った言葉。あれはフェイクだったの? それとも――。

     

    地下都市に生きる二人の少女のリアルとは――ガールミーツガールから動き出す、青春SFストーリー!

    【あらすじここまで】

    何から書こう……普段のツイートにも悩むのに……。作品に対して真摯に向かいたい。

    少し未来、地下に作られた都市で暮らす少女の――少女二人のお話です。

     

    めんどくさい二人の巨大感情すれ違い交差点。言葉をもう少し丁寧に書くと、

    「”フェイク”と”リアル”に囚われた二人の少女のすれ違いを、感情描写をじっくり丁寧に描いた作品」です。

     

    この物語の主人公の二人を紹介!

     

    レニー・ウォーカー

    ”フェイク”だらけの地下都市が嫌い。真面目ぶっている自分も嫌い。感情の火力が強め。

     

    トーカ・オオナギ

    レニーが出会った、自称”不良少女”。移民の家庭に生まれる。よく笑う。主人公ムーブがすぎる。

     

    二人のほかには同級生のハンナ、研究者のグレイス、というキャラクターが出ます。

     

     

    レニーとトーカ、二人は十六歳。大人とも子供ともつかない、曖昧な年頃。

    初めてレニーが学校をサボった日、トーカと出会います。それから二人は度々一緒に学校をサボるようになり、街へ繰り出し、他愛もない話をしたり、”リアル”を探したり、交流を深めていきます。

     


     

    あらすじやオビ、作中に出てくる本作のキーワード――”フェイク”と”リアル”。

    この言葉が指すものは、偽物だらけの地下都市や、レニーが探している”何か”だけではなく、

    二人の間の感情――友情、親近感、憧憬、はたまた、猜疑心や怨嗟、それに幸せ。

    そういった色々な感情を、この作品では表している……のかもしれません。

    ダメだ……また概念の話をしてしまっている……。

    ここでPVをご紹介です!

     

    イイ感じに不穏に作っていただきました……!

     

    レニーとトーカ、二人の日々は、ある日レニーの元に落ちてきた小さな球体――

    ”太陽の欠片”によって動き始めます……。

     

    (触れることで熱を発し燃える太陽の欠片を手にするレニー)

     

    太陽の欠片を手にしたレニーは、傍からはささいかもしれない、

    けれど二人の関係にとっては重要な出来事から、トーカと仲違いしてしまいます。

     

    (イラストはもう少し先の場面ですが……)

     

    太陽の欠片を手に、二人の思い出を燃やすレニー、そんなレニーを止めようとするトーカ。

    気持ちをぶつけ合った先に、二人がたどり着く場所は……。

     

    作品の見どころはレニーとトーカ、二人の感情描写です。一冊ほぼ丸ごと二人の一人称で進んでいきます。

    お互いがお互いに対して、今どういう気持ちを向けているか、漏らさず読めちゃいます。

     

    何よりも”フェイク”を嫌うレニーがトーカに向ける感情が重い。

    そんなレニーと「一緒にいる」と決めたトーカも、レニーに向ける気持ちが重い。想いが重い同士かよ。

     

    とまぁほぼさわり部分だけになってしまいましたが作品の紹介です!

     

     

    「百合×SF」とか言っていますが、百合好きにはモチのロン、SF好きのお眼鏡にもかなうかも!?

    ですが実のところは、この物語は苦めの青春物語や悩みまくる若者が好きな人には刺さります。面白く読んでいただけます。

     

    苦めの青春、悩みまくり……つまりそれって「ガガガ文庫」じゃん……?

    いや(オタクすぐ「いや」って言う)ほかのレーベルさんでもありますけど、『このぬく』は「あぁ、こんな気持ち、あったなぁ」と若かりし自分を振り返ったり、今悩みんでいる人へ、悩みの種類は違うかもしれなくても、一つのアンサーとしてこういう形もあるよ、ということを提示してくれる作品なんじゃないかなぁ、と担当編集として感じています(アンサーと言いつつ燃やすのはダメですが)。大勢の方に読んでもらいたい、ですが、借り物の言葉で申し訳ないやら恐縮やら自分の言葉じゃないんかい、と恥ずかしくもありますが、「これは自分のための本だ、と思える方のもとへ1冊でも多く届きますように」そう感じられる物語。つまり届けるためには宣伝頑張って話題になったり布教してもらったりすることでつながりを広げていって行く行くは目標を達成できるというクレバーな行動をとらないとなのでは……?

    悩み、叫んで感情を燃やすレニー、レニーにぶつかって本当の気持ちを伝えるトーカ。二人の姿、ザッツ、リアル。

     

    口絵はレニーとトーカの後日譚を仲谷先生に漫画にしていただいちゃいました!しかも巻末に配置です!

    印刷会社さんに「ガガガ文庫で初めてだと思います」と言われました!その節はご迷惑を……。

     

    後日譚かつもったいぶっているのでモザイクをかけての掲載です。是非、本編を読んでから読んでください!

    実はカバーにも仕掛けをしていただいたので、読み終わったあとに見返すと……、的な、ね!

    (めちゃくちゃ爽やかな”青春!!!”って感じの明るい内容になってます!安心して読めますね!)

     

    さて、あまり長々とね、描くのもアレなので諸々のご案内です。

     

    「第14回小学館ライトノベル大賞受賞作応援キャンペーン」

    開催中です!

    まだ読んでないよー、気になるなー、という方はこちらからまず試し読みをチェックです!

    もう読んでくれた、という方も感想をハッシュタグ付きでツイートしていてください!

    ↑特設ページからハッシュタグ付きでツイートしてくれた方の中から抽選で著者直筆サイン入りグッズをプレゼントです!

     

    『このぬくもりを君と呼ぶんだ』のハッシュタグは

    #このぬく #ガガガ受賞作

    です!めちゃくちゃエゴサしている(著者が)ので是非お願いします!

     

    次のご案内は各書店さんでの購入特典!

    新人賞なのに特典打診いただいてありがてぇ……ありがてぇ……。

     

    特典を付けていただける書店さんはコチラ!

    メロンブックスさんではSSリーフレット:『隣にあるぬくもり』

    雨と、レニーとトーカの仲の良さにエモさが止まらないです。

     

    ゲーマーズさんでは4PのSSブックレット:『おそろい』

    おそろいやぞ!!! 「おそろい」にしたい理由にエモさが止ま(ry

     

    書泉さんでは「SSペーパー」:『逃げられない』

    二人の日常の慌ただしい場面が描かれていて、エモ(ry

     

    こちらを付けていただけます!

    リンクが各書店さんの通販ページとなっていますので、よろしければチェックしてください!

    ※特典の在庫状況や店頭でご購入の際は、各店舗様へお問い合わせください。どのお店も無くなり次第終了となりますゆえに。

     

    さらにさらにガガガ文庫がタペストリーを作っちゃいました!

    カバーイラストを使用したB2(515 × 728mm)のビッグめサイズ!

    仲谷 鳰先生のイラストグッズが家にある幸せよ……このぬくを読めばさらに幸せ、倍率ドン!

    (うさんくさい書き方だな……)

    お求めはガガガ文庫公式通販サイト「GAGAGA SHOP ONLINE」からどうぞ!

    ↑クリックorタップで通販ページに行けます。

     

    作品紹介とご案内は以上です!

    いかがでしたか?このぬくってどんな作品?内容は?特典は?

    おわかりいただけただろうか……。

     

     

    最後になりますが、作品の構成とページ数の都合から

    本に収録できなかった 悠木りん さんのあとがきをこちらに掲載!ネタバレはしてないのでご安心を!

     

    🌂

     

    こんにちは。悠木りんです。
    「本編の構成とページ数の都合であとがきはなしです」とのことで、小説以外の文章を書くのが死ぬほど苦手な作者は喜んだのですが、「それならブログに載せましょう」と言われ結局書くことになりました。ぬか喜びです。
    というわけであとがきです。ですが、何を書けば良いのか、悩んでいます。
    作品について語るのも、自分語りも苦手なので、書くことがないなぁ、というのが正直なところです。
    なので、今の率直な気持ちを綴ろうと思います。
    数日後にはもう『このぬく』の発売日です(今これを書いているのが七月十五日の午前四時なので、あと二日、ですね。受賞からあまりの時間の早さに頭がぼんやりしてきました。あるいはただの寝不足かもしれません)。

     

    昔から本ばかり読んでいて、なんとなぁく「自分も将来は小説家になるのだ」と思っていました。その将来がもう、目と鼻の先です。嬉しくはありますが、どちらかというと、まだまだこれからだよなぁ、という不安の方が強いです。この不安について語り出したら多分文字数がとんでもないことになるので、このあたりで切り上げようと思います。
    少し暗くなってしまったので、謝辞に移る前に何か前向きなことを書きますね。
    私にとって小説は、逃げ場でした。
    子どもの頃から、辛いこととか嫌なことがあった時はいつも、本を読んでいました(なくても読んでいましたが)。
    でも、逃げるのって別に悪いことではないよなぁ、と思うのです。現実って結構うまくいかないことばかりで、しんどくって、そんな時にふ、と息をつける場所があったっていいと思うのです。私にとっては、それが本を読むことでした。
    私の小説も、誰かにとっての逃げ場になれればいいな、と思います。
    (あれ、あんまり前向きじゃない……? まぁいっか)

     

    最後に謝辞です。
    担当編集の榊原様、改稿から出版に至るまで色々とお世話になり(そしてご迷惑をお掛けし)ました。榊原様がいなければこの物語が世に出ることはなかったので、感謝してもしきれません。
    イラストを担当してくださった仲谷鳰様。畏れ多さとプレッシャーで幾度も眠れぬ夜を過ごしましたが、キャラデザが届いた瞬間にその全てが吹き飛びました。それまでぼんやりとしたイメージだった彼女たちが仲谷先生の手によってくっきりと姿を現した瞬間を、忘れられません。なかなか終わりの見えない改稿作業のなか、カバーイラストや挿絵が届く度、仲谷先生のイラストに負けないように頑張ろうと思えました。本当にありがとうございます。
    ゲスト審査員の若木民喜様、編集部の皆様、この本が出るにあたり携わってくださった全ての方たち、そして、『このぬくもりを君と呼ぶんだ』を手に取ってくださった読者の皆様。
    心よりお礼を申し上げます。

     

    🌂


    こんな感じの読書が好きでシャイなナイスガイが書いた作品です。(謝辞に照れる!)

     

    改めて、第14回小学館ライトノベル大賞”優秀賞”受賞作品

     

    『このぬくもりを君と呼ぶんだ』

     

    好評発売中!皆様、応援を宜しくお願いします!!!