『黒川さんに悪役は似合わない』好評発売中!!

0

    ヒールレスラーって格好いいですよね?(挨拶)

     

    というわけで、圧倒的凱旋!! 

    第10回のライトノベル大賞・審査員特別賞を受賞したハマカズシ、再びです!!

    『黒川さんに悪役(ヒール)は似合わない

    著:ハマカズシ イラスト:おっweee

    ↑↑↑

    試し読みはコチラから

     

    このヒールというのは、プロレスでいう所のベイベーフェイスとヒール。太陽と月。正義と悪。そんなところのヒールです。
    正義を輝かすための悪! それはある種の美学な訳です。

    そんな悪役を押しつけられた主人公、蝶野倫太郎の受難を描く本作。


    抱腹絶倒間違いなしの、マッチポンプコメディが始まります!!

    ――――――
    あらすじ
    ――――――

    秩序の為に、マッチポンプで正義をつかめ!


    生徒会長候補の黒川さんは、規律によって学校をまとめようとしているのであまり人気がない。
    もう一人の候補の白鷺は校則を緩和して自由な校風を唱えるものだから、生徒たちから絶大な人気を誇っている。

     

    ――規律か自由か。


    生徒会長候補2人による校則戦争になぜか巻き込まれたのは俺、倫太郎。

     

    「私のために、悪役(ヒール)になってくれない?」

     

    俺が悪役になって校則を破り、自由が行き過ぎるとどうなるかを分からせよう。それが黒川さんの作戦だった。

     

    は? ちょっと意味分からないんですけど。というか、規律を守るためにマッチポンプするって、それ本末転倒なんじゃ? 明らかに悪いことしてるでしょ!


    ……でも、黒川さんには何か大切な思いがあるみたいだ。

    これまで真面目一筋に生きてきた俺が悪役をやる筋合いなどない。


    けど、成功すれば黒川さんがなんでも言うことを聞いてくれるっていうし……。
    いや、なにもエロいことなんか考えてないぞ!
    俺は黒川さんが困ってたからちょっと協力してやってるだけだからな! 

     

    マッチポンプから始まる学園ラブコメ堂々開幕!
    黒川さんのため、最高のヒールに俺はなる!

     

    ――というわけで。
    その舞台を彩るキャラクターたちの紹介を。

    黒川明衣子


    黒川さんこと、生徒会長を目指す少女。規律を重視しているせいか、生徒たちからの支持は低い。倫太郎にマッチポンプを持ちかけ、支持率アップを目指す。

     

    蝶野倫太郎


    黒川さんにマッチポンプの悪役を押しつけられてしまった可哀想な少年。根が真面目なゆえに、悪役とは何かを真面目に考えることになる。

     

    白鷺華名


    黒川さんのライバル的存在。自由を謳った方針は、生徒たちからの支持も篤い。色気で男子生徒たちを籠絡しているフシもある。

     

    赤峰美央


    白鷺に憧れるギャル。派手な格好でテンション高め。悪役をしている倫太郎に惹かれる。

     

    宝城葉月


    倫太郎とは中学からの付き合いで、倫太郎にやたらと構ってくる。元気でハツラツな少女。

     

    こんな、彼女らと彼が、悪役というものを巡って生徒会長選挙をかき回す!!

     

    担当イチオシのシーンを二つほどご紹介

     

    ●倫太郎、悪役になる! の巻

    「よし、やるぞ」
     自分に気合を入れ、徹夜で考えた悪役論に基づき、俺は悪役ターンを開始する。
     ネクタイは緩めるどころか外し、シャツのボタンも上から三つ外してしまう。
     さらにシャツはズボンから出し、ベルトを緩め、腰パンにする。ピカピカの革靴はあえて地面の土で汚し、踵を踏む。
     最後にワックスでオールバックにし、毛先を悪役っぽく大胆に遊ばせたら、完成である。
     さすがにこれだけ校則違反を重ねたら、先生も黙っちゃいないだろう。

     だが、今日は見た目だけで終わらせるつもりはない。
     プロの悪役とは内面から演じてこそである。持ち物にも甘えが見えてはいけない。
     俺はパンパンに詰まった鞄から教科書やノート、ジャージなどの持ち物をすべて抜き取り、神社の縁側の下に隠した。
     真面目に教科書を持ってきて授業を受ける悪役などいるわけないからな!
     鞄はすっからかんになり、完璧な悪役が仕上がったと思いきや、最後の大物が残っていた。
     弁当である。
     悪役を気取っているのに昼休みにこんな母の愛情たっぷりの弁当なんて食べてたら、素敵な家族に囲まれて育ってきたと思われてしまう。
     悪役なんて基本的にジャンクフードで腹を満たしているような奴らだ。カロリーや栄養など考えるはずがない。昼休みに手作り弁当など食べていては、悪役の威厳に関わる。
     しかしせっかく母さんが作ってくれた弁当をここに置き去りにするわけにはいかない。

    「やるしかないか……」
     俺は覚悟を決め、弁当の包みを開けた。

     捨てられないのなら、食ってやろうじゃないか! 朝からカロリー過剰摂取で、きっと授業中に満腹で眠たくなるぞ! 悪役の行動としてはもってこいではないか!
     母の愛情を無駄にするわけにはいかない。
     悪役といえ、越えてはならないラインがある。
     それは親への感謝である。悪そうなヒップホップの人たちもそう言ってたから、間違いない。
     

    ●倫太郎、黒川さんを挑発する! の巻

    「先生、それでは逆効果です。まったく意味がありませんので私に任せてください」
     黒川さんは真壁先生を全否定し、すっと俺に向き合う。
     この人も結構ひどいこと言うよな。ちょっと真壁先生へこんでるじゃん。

    「まったく反省することなく、今日もそんな服装をして、校則を守る意思がないということね? もっと高校生らしく、元気溌剌とできないの?」
     黒川さんは昨日の続きとばかりに、俺に対峙する。
     さあ、悪役ならどうする?
     まだここで黒川さんに屈するわけにはいかない。もっと悪行を重ねて学校一にならねばならないのだ。
     悪役としての最適な行動……それは!

    ド貧乳のあんたに言われたくないですね。冗談は胸だけにしといてくださいよ!」
     人の悪口を言う! これぞ悪役の典型でしょう!
     どうですか、黒川さん? 俺、立派な悪役になった……で、しょ……?

    「……なんですって?」
     黒川さんの頭の中からプッチーンという音が聞こえたようだった。

    -------------------------------

    終始、この倫太郎が理不尽な目にあう始末。

    せっかく頑張っているのに、怒られる。
    正直言って、笑うしかないです。


    ※ちなみに、細かなプロレスネタもたくさん紛れてあるので、詳しい人は探していてください!!


    ただ、もちろんそれだけでなく、生徒会長を目指す黒川さんの「真の目的」にもご注目!!
    笑える上に、きっと彼ら彼女らを応援したくなると思います!


    さらに、今回は書店さん向けに謹製POPも作成しています。
    こちらからダウンロード可
    ↓↓↓


     

    ガガガ文庫に生まれた新たなる実力派コメディ!!
    よろしくです!!