『ジャナ研の憂鬱な事件簿4』発売!! 平成最後の夏に相応しい、甘く苦い青春の謎
こんにちは〜!編集(林)です。
みなさま、平成最後の夏、いかがお過ごしでしょうか。
(林)の夏の思い出は腎盂腎炎で寝込んだこと…不摂生やめようね。
さてさて、本日8/17は
『ジャナ研の憂鬱な事件簿4』
著:酒井田寛太郎
イラスト:白身魚
の発売日です〜〜!!
↑季節は秋。夕陽を背景にした、エモいカバーが目印!!
試し読みはこちらから☆
【あらすじ】
彼女はもうジャナ研に来ないかもしれない――。
海新高校ジャーナリズム研究会の啓介と真冬。互いに意識しつつも、大きな進展はないままだった。ある日、ジャナ研の面々は介護施設を訪問することに。そこには、身元不明の入居者がいた。真冬の勧めで、卓越した推理力を他人のために活かすことを考え始めた啓介。だが、思いがけず苦い真実に行きつき、その公表を巡って真冬とぎくしゃくしてしまう。そんなとき、ユリが事故に遭い――(「スウィート・マイ・ホーム」)。甘くも憂い青春を切り取った「金魚はどこだ?」「ジュリエットの亡霊」など三つの短編を収録。
【見どころ】
☆人間関係が大きく動き出す
3巻では、二人きりで旅館に泊まるというトラブルもあり、
互いを意識し始めた啓介と真冬。
ただの先輩・後輩よりも近いのに、「付き合ってないしな…」というピュアで絶妙な二人の関係に
「青春かー!」と悶絶します。
良太郎や大地をはじめとする面々にも、からかわれる始末。
↑絶妙な距離の啓介と真冬。 今巻も白身魚先生の美麗イラストが満載!!
ところが、とある事件の真相を巡って、二人はすれ違ってしまう……。
その事件とは? 真冬の卒業をあと数か月後に控える中、二人は和解することができるのか?
目が離せない展開が続きます。
4巻のキーパーソンはもう一人います。
それが、宮内ユリ。
真冬のモデル時代からの友人で、啓介の同級生。
女優を目指して努力を続けていましたが、主演舞台に立てることに!
しかし、その矢先に思いがけないトラブルがユリを襲う。
これが啓介や真冬を巻き込んで、大きな人間関係の変化をもたらします。
↑意味深なユリの表情。これは何を意味する?
☆「憂鬱な事件」と啓介の葛藤
数々の事件を解決してきた啓介。
中学時代のとある事件がトラウマになっていましたが、
真冬とともに事件を解決することに、わずかなやりがいを見出しつつあります。
そこで真冬から
「ジャナ研として、正式に事件の依頼を受けること」を提案されます。
卓越した推理能力を、多くの人のために役立たせる。
それは啓介にとって、大きな転機になりうるが…。
そして、4巻はますます作者の本領発揮!!
ミステリとして読み応えのある謎と事件が満載。
真相にたどり着いたとき、切ない衝撃に包まれる。
人生も、青春も、思い通りにはいかないもの。
その中であがき続けることに、どれだけの価値を見出せるか。
平成というひとつの時代が終わる夏。
節目に相応しい読み応えのある本作を、ぜひともご堪能いただけたら幸いです(林)。