創作に斬り込む期待の新人賞受賞作!!

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    『《このラブコメがすごい!!》堂々の三位!』
    本日発売です!!

    ※タイトルです。タイトルですよ。

    第12回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作!!

    先日もTwitterでもろもろRTしていました授賞式の回の受賞作です。

     

    まとめサイト管理人の主人公という、ありそうでなかった設定が目を惹く非常に良い出来の良い作品です。

     

    「『面白い』だけでは作品は話題にならない」などを筆頭に、「おいおい大丈夫か?」と別の意味でハラハラしてしまうような、なかなかリアリストな感覚をもった主人公が、小説家を目指すヒロインと共に「このラブコメがすごい!」という賞でのグランプリを目指す、というのが簡単なあらすじです。


    話題になりやすそう作品を書き、それまとめサイトで喧伝することによって、限りなく大きくバズらせる。
    なんとなく、確かにそれならばネット投票制のグランプリであれば制することができるかも……? 

    と思わせてくれる絶妙なリアリティを楽しんでください。

     

    これだけでは分かり辛いと思いますので、ちょっと詳しめのあらすじも掲載しておきます。


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    大手ライトノベル系まとめサイト「ラノベのラ猫」の管理人をしている高校生、姫宮新。
    彼はとある記事作りをきっかけに、最近行われたネット小説賞《このラブコメがすごい!!》で三位に輝いた小説の作者が意中の少女、クラスメートの京月陽文であると知ってしまう。
    彼女の投稿作品は厳密な意味でのラブコメではなかったが、ネット民の悪ふざけで炎上気味に盛り上がり、三位に押し上げられてしまったのだった。
    そして、その悪ふざけを煽った張本人は「ラ猫」管理人の新。
    だが、それを知った陽文は怒るワケでもなく、こう言った。


    「わたしにラブコメの書き方を教えてほしいの」


    新は陽文にドギマギしながらも、自分の考える「売れるライトノベル」の条件を示し、陽文が次の《このラブ》に向けて小説を書くのを手伝うことになる。


    陽文が書いて、新がまとめサイトで宣伝する。
    そうすれば、話題作になること間違いなし、と。ついでに陽文との距離も縮まれば言うこと無し。
    だが、青春&恋愛偏差値ゼロの新は、陽文と距離が近づくほどに自分は陽文にはふさわしくないと思うようになってしまい……?
    まとめサイト管理人と作家志望の少女が紡ぐ青春サクセスラブコメ!

     

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    ポイントは主人公が、そのヒロインを前々から好きだった、ということと、一度まとめサイトでその子の作品をネタにしてしまっている、というところであったり……。
    相手の顔が見えないネット上において、知らずの内に顔を知っている人と関わっていて……というのが非常に今風でしたね。怖ろしい……。

    仕事関係では口が立つ割りに、陽文の前だと非常に奥手な主人公が、ヒロインとどのように距離を縮めていくのか(というか本当に縮められるのか)というのが見所です。

     

    しかし、新人賞の投稿作品とは思えないくらい、業界事情に精通している作品でした。
    青春ラブコメとしてはもちろん、いわゆる業界ハウツー的な楽しみ方もできる小説です。


    そして、内容はもちろん、キャラクターがとにかく可愛い。
    主人公を囲むヒロインキャラたちをイラストとともに紹介して参りましょう。

    (かやはらさんのイラスト、本当にサイコーです!)


    京月陽文

    「このラブコメがすごい!!」で図らずも3位に入賞してしまった少女。

    主人公のクラスメイトでもあり、密かな思い人でも。

    イラスト的にはとても色っぽい。

     

     

    姫宮麻里

    主人公の妹。まとめサイト管理人として以外はもろもろ生活能力の低い主人公を側で支える苦労人。

    かわいい。

     

     

    左衛門三郎梨湖(注:女の子)

    主人公の幼馴染みで、まとめサイトの派生動画チャンネルの編集をしています。

    それに加えて、凄腕のゲームクリエイターなんですね。

    こんなにカワイイのに! ずるい!!

     

    ――というわけで、たして新は陽文の作品にグランプリを取らせて、さらに陽文との関係も縮めることができるのか。
    ぜひその目で確かめてみてください!!

     

    ※余談

    主人公が運営するまとめサイト「ラノベのラ猫」にはマスコットキャラクターがいて、ラ猫っていうんですけど、動画チャンネルもやってます。

    Vertuberブームが来る前からこの原稿を書いていたということで、少しビックリしました。