慟哭の前巻から、時間は再び動き始める。

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    『筺底のエルピス5 ―迷い子たちの一歩―』

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    画像をクリックで試し読み。

     

    満を持して発売です。

    叶の背中合わせのイラスト。

    天に見えるは希望の空か、足の着く地は地獄のそれか、というような寓意的なイラストです。

    きっと、ここまで読んで下さっている方々にはニュアンスが伝わるのでは、と。

    toi8さん、ものの見事に表現して下さってありがとうございました。


    衝撃的なラストを迎えた前巻(四巻)

    ネット上でも様々な叫び声が上がっていました。

    いやホントに僕も辛かったです……。ホントに……。
    希望(=エルピス)を求めた先に突きつけられる絶望。
    その事実を受け容れたくないけれども、受け容れなくてはならない……。


    そんな辛さを抱えて、

    皆々さま、お待たせいたしました!!

    果たして「彼女」はどうなってしまうのか……?
    もちろん、それが気になるところでしょう!!

    しかし、あの《捨環戦》の真実は、「彼女」だけにではなく、《門部》の面々、そして、二巻で描かれた夏のひと幕に参加していた天文部員たちにも癒やせぬ傷を刻みます。

    その傷同士が、どのように影響しあい、そしてストーリーに繋がっていくのか。

     

    二巻と軽く書きましたけど、三、四巻で描かれ続けた地獄を思うと、遙か昔に戻ってしまったかのような気すらしますね……。
    時間が戻ったことにより、一度は別の時空で退場してしまったキャラクターたちも再び登場します。

     

    個人的には、奥菜正惟と姥山冬九郎の師弟コンビの復活が実に嬉しかったり……。
    他にも、名前しか出ていなかったキャラクター達も登場したりします。それがまた嬉しい。

     

    とにかく、今後の展開がより楽しみになる一冊になっているので、なにとぞなにとぞ。

    まだまだ全五巻なので、すぐに追いつけますよ!(←コレ重要!!)

    ここまでの四巻。


    そして、ここからの五巻。

    その広がる物語の時空に、期待せざるを得ません!!

    また、この度は『屍者の帝国』や『道化師の蝶』などを執筆されている、

    芥川賞作家の円城塔氏より、帯の推薦文をいただきました!

    ※画像では読みづらいかも知れないので、下に推薦文のテキストをば。

     

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    こんな形の物語は見たことがない。

    ジャンルをジャンルで上書きしていく、この物語のつくり方は見たことがない。

    鬼に逢っては鬼を殺し、祖に逢っては祖を殺し、仏に逢っては仏を殺す、オキシタケヒコの書き方は作者まで殺してしまうかもしれない。(円城塔)

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    ご覧の通り、候補を3ついただいていたのですが、どれもかっこ良く……選ぶこともできず全文掲載するなどということをしております。(汗)

    (氏のTwitterを見て察している方もいらっしゃると思いますが)

     

    この推薦文から想像される内容に相応しい「凄み」を感じる本作。

    そして、第五巻。
    ぜひぜひ、この重厚なストーリーの奔流に、身を任しつつ楽しんでいただけましたら幸いです。

     

    編集部(小)でした。